レンズとボディと私。

野鳥撮影から、いつの間にかアウトドアに魅了されたのだ。

超望遠単焦点とEE-1

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超望遠単焦点とEE-1という組み合わせで使い始めておよそ1ヶ月。少しずつ慣れて来た。超望遠単焦点というのはもちろんED 300 F4 IS PROのこと。環境にもよるがテレコンをかませて換算840mmで使うことが多く、画角の狭さから一度被写体がファインダーからアウトすると、被写体の再補足は困難。望遠ズームだと一度引けば再補足は容易だが、単焦点だとそうはいかない。その分画質はズームに比べ優位ではあるが。

そこで便利なのがドットサイト。私はOLYMPUSからリリースされているEE-1を使用している。ちなみにEEとはイーグルアイの略らしい。ポップアップ機構でコンパクトになるだけでなく、防滴機構も備えているため雨水が降りかかるような場面でも使用可能だ。本体は非常にコンパクトで軽量。大部分がプラスチックで構成されているため、高級感とは縁がない作りではあるが、その分軽量である。レバーを動かすと「カシャ」という音と共にレンズが立ち上がり、同時に電源がオンになる。この仕組みはオモチャっぽいが、大人心を擽る仕組みだと思う。

レティクルは赤で表示され、明るさは1〜5まで設定可能だ。基本的に明るさは3で使用しているが、屋外での使用でも今のところは十分視認可能で、明るさに余裕を感じさせる。夏のピーカンだと明るさ5にしないと見にくい場面があるかもしれない。レティクルの位置はダイヤルで上下左右が簡単に調節できる。ファインダーの中心がレティクルと重なるように調整すれば良いだけ。私は毎回ボディから外して保管しているので撮影の度にセットするのだが、レティクルの調整は1〜2分で終わる。実に簡単な作業だ。

超望遠単焦点と組み合わせようと思うと、カメラ上部のホットシューに設置していてはファインダーから一度離れないとレティクルを確認できない。この問題を解決するにはファインダーと同じ高さにEE-1を設置しなければいけないが、ここでも便利なアイテムがある。エツミが販売しているドットサイトブラケットがそれだ。EE-1を両眼視出来るように設置出来るよう専用に作られたアイテムと言っても過言ではない。現にパッケージにE-M1 MarkⅡとEE-1の組み合わせが掲載されている。

これを使用すればEE-1を両眼視、つまり右目でファインダーを覗き、左目でレティクルを確認できるようになる。実際にはそう簡単に両眼視で使いこなすことは難しいが、被写体の再補足は容易にこなせるようにはなる。慣れると両眼視で使いこなせるようになるのかもしれない。