レンズとボディと私。

野鳥撮影から、いつの間にかアウトドアに魅了されたのだ。

スカンジグラインド

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スカンジグラインド のナイフに惹かれる。スカンジグラインドとは北欧発祥のブレード形状のことだ。いつのまにか手元のナイフは7本に増えた。用途によって使い分けをするのだが、まさかここまで増えるとは。

最近になって王道のモーラナイフに手を出し始めた。最初に買ったナイフはネックナイフのエルドリスだ。カラーは赤にしたが、これがなかなか良く気に入っている。とはいうものの、なかなか出番はないが。

次に買ったモーラのナイフはコンパニオンのステンレス。サンドヴィックの12C27という鋼材を採用したモデルだ。これが箱出しでスーパーシャープ。バリバリのスカンジエッジで恐ろしく切れる。ステンレス鋼でここまで切れるとは驚きである。私の元に届いた物は当たりだったのか、欠けや傷は皆無で研ぎの必要がなかった。

切れ味だけではなく、シースの出来の良さにも驚いた。シースの材質はただのプラスチックだが、形状がシンプルで良い。ナイフを収めればある一点でカチッとロックがかかるため、不意にシースからナイフが抜けることはない。ベルトフックも付いているため、携帯も楽々だ。そしてなにより軽い。

グリップの形も良い。程よい曲線を描いた膨らみが握り込んだ時に手に吸い付くようにフィットする。ラバーグリップの柔らかさも相まって、まるで専用設計されたような握り具合だ。

コンパニオンには様々なカラーが存在するが、私が選んだのは2018年モデルのデザートカラー。若干渋めではあるが、発色が良いのでオッサン臭くない。他にもブルーなどもあるが、これくらい落ち着いている方が良い。

スカンジグラインドのナイフは数多あるが、私が最近気になっているのはヘレだ。ヘレではディディガルガル、テマガミが気になっている。伝統的なクラフツマンシップによって作られた銘ナイフを一度は手にしたいと思うようになった。

安いものではないし、何本も持っていても腕は二本しかないのだが、シーンによって使い分ける楽しさも味わいたいなんて贅沢な事を思ったりする。男というのは、本当に馬鹿な生き物だと痛感する日々だ。

大きすぎだなあ

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大きすぎだなあ、とPRW-7000を試着してみて思った。アウトドア用の時計が欲しいと思い色々と候補を探し、買うつもり満々だった。もうPRO TREKで決まりだ!と思っていたが、考えが大きく変わった。

先日ヨドバシカメラに行く用事があったので、ついでにPRW-7000の試着もしてきた。最初はデザインが良ければ即決しようと思っていたのだが、実際に試着してみるとなんだか腕に馴染まない。デザインは良いのにしっくりこないのだ。

原因はバンドにあった。カーボンファイバーインサートバンドだ。店員は自慢気に「バンドが切れにくくなっているんです」と言っていた。確かに切れにくいだろうが、硬く腕に馴染みにくいのだ。最初にカーボンインサートが登場した時よりは柔らかくなったらしいが、それでも硬い。同時に試着したPRW-60はシリコンバンドでとても柔軟だった。

しっくりこない原因は他にもある。重量だ。重さ96gとスペックシート上では大きさの割に軽量に見えるが、実際に腕につけてみると重たく感じた。左右の腕の重さの違いがはっきりと分かるほどだ。普段着けているApple Watchより50g重たいだけでこんなにも体感的な差を感じるとは。

意外にもそう言った点で感触が良好だったのはPRW-60だ。これは先月の15日に発売されたばかりのモデルで、クライマーラインという位置に属する登山に特化したモデル。したがってPRW-7000のようにフィッシングタイムもなければ日の出日の入りの時刻表示もない、機能を絞ったモデルとなっているが基本的機能は共通だ。

60の良い所はなんといっても軽さ。約69gとApple Watchよりは重たいが気になるほどではない印象だった。大きさも他のPRO TREKよりは一回り小さく、手首の動きを邪魔することがない。加えて非常に柔軟なシリコンバンドが良好なフィッティングをもたらしてくれる。そのお陰もあってかApple Watchとの重さの差を全く感じさせない。

思いのほか60の方が総合的に良く価格も安いので魅力的だったのだが、結局双方とも購入には至らなかった。それどころか、時間に縛られないアウトドアを楽しむほうが良いのではと考え始めた。新しくナイフが欲しいので、それにでも投資するか。なんて。

ブッシュクラフトプラス

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ブッシュクラフトプラスというREAL STEEL社が販売するナイフが欲しいと思っている。これはいつだったかの記事に書いた14C28Nという鋼材を使ったフィクスドナイフだ。その名の通り流行りのブッシュクラフト向けのスカンジグラインドナイフだ。

仕様を簡単に紹介する。ナイフの全長は約240mmで、ブレード長は116mm。ブレード幅は4.5mmのフルタング。鋼材はサンドヴィックの14C28N、ハンドル材はG10を採用している。重さは約206gだ。

REAL STEELが2012年に発売を開始したナイフだが、日本での取り扱いが始まったのは去年か一昨年頃からではないかと思われる。Amazon.jpでは2017年11月より取り扱いがスタートしていた。

近くにナイフショップがない私は基本的にインターネットで購入している。恐らく私と同じような環境にいる人が大多数だと思う。公に複数のナイフを販売しているお店は日本国内ではそう多くないだろう。私がブッシュクラフトプラスを知ったのはYouTubeがきっかけだった。形も値段も気に入った私はすぐネットショップで探した。

が、どこも在庫切れ。Amazonですら入荷時期未定という状態で、仕方なくショップから入荷の連絡を待つことにした。数日後の12時に入荷の連絡がメールで来た。入荷数は7本。メールを開いたのは14時過ぎで、私は買う気満々でURLにアクセスした。

ところが、「在庫切れ」の文字。たった2時間で7本全てが売れてしまったということになる。流石REAL STEEL、人気が高いのだろう。残念ながら勝負に負けた私は再び入荷の連絡を待つことにした。

夕食を作り終わった19時ごろに何気なくスマホを見ていると、メール受信の通知が画面上方に出た。「再入荷のお知らせ」だった。今度こそと思い直ぐにURLにアクセス、そして注文を済ませた。いつもの事ながら勢いで買ってしまった。

これで暫くはナイフを買うことはないと思う。あとは存分にナイフを使いながら、扱いに関する知識や技術を身につけていきたい。野鳥撮影も楽しみたいが、なかなか全ての趣味を楽しむ時間がないのが最近の悩みである。

見易さとデザイン

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見易さとデザインで非常に迷っている。前回のアウトドアウォッチ選びの続き。機種は最終的にPRW-7000に絞られた。それまではPRW-6600や最近発売されたばかりのPRW-60も候補ではあったが、風防がサファイヤガラスでないことや、デザインが好みでないことなどを理由にPRW-7000一択となった。

PRW-7000はCASIOのPRO TREKの中でマルチフィールドラインという位置に属する。まあ、山川海どんな環境でも対応しますよってことなんだろう。正直アウトドアで20気圧防水と言われても、私の用途では完全にオーバースペック。使うとしたら時計機能に加えて気圧計とコンパスくらいだと思う。

7000の性能を簡単にまとめると、PRO TREK最高の20気圧防水、潮の満ち引きを読み取るタイドグラフ、フィッシングタイム機能を搭載。他にも方位・高度・気圧・温度を計測可能なトリプルセンサーVer.3、耐低温-10度とタフで多機能だ。重さは私の記憶が正しければ96gと軽くは無いが、ギリギリ許容範囲。とは言えApple Watchの二倍の重さだ。

PRW-7000には七種類の機種がある。ベルトの素材の違いやカラーリングの違いのみで基本的には全て機能は同じだが、カラーリングで迷っているのだ。購入候補は7000-1AJFと8JFのどちらか。

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画像を見てもらえばわかるが、視認性は明らかに1AJFに軍配があがる。が、私の好みのデザインは8JFだ。シンプルで良い。差し色の水色がこれまた良い。白黒のみでまとめられているのも良いが、ちょこっと色が入るだけで遊び心の様なものを感じられる。あくまで私の主観だが。

ベルトの色は1AJFがブラックで、8JFがダークグレー。ここは正直ブラックが良い。いずれもカーボンファイバーインサートバンドだ。ただ、ダークグレーの方が遊革のカーボン柄が目立って良いかもしれない。

最終的に私の心はPRW-7000 8JFに傾いている。実店舗で試着して気に入れば購入したい。試着の時に決断が覆るようなことがあるかもしれないが、それはそれでまた買い物の面白さだと思う。

PRO TREK

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PRO TREKが欲しい話。アウトドアに最近はご執心な私だが、ここに来てアウトドア用の時計が欲しくなった。ナイフ、タープ、クッカーなど様々なアウトドア用品を集め、最終的にはテントを2サイズ買い揃える所がゴールだろうか。アウトドアとはイメージ的にあまりお金がかから無い趣味と思いがちだが、意外にも?出費が多い趣味だ。

形というのは重要で、私は本気で始めようと思うことは何でも形から入る。物がなければ始まらない趣味が多いからだ。野鳥撮影もそれだ。それなりのカメラとレンズを用意しなければ始めることは出来ない。何をするにしてもアイテムというのは、気持ちを駆り立ててワクワクさせてくれると思うのだ。これ、男性なら分かるでしょう。

普段私が使っている腕時計はApple Watch series 2だ。Apple Watchは初代発売時から使っている。iPhoneありきではあるが、正確な時間と多彩な機能が魅力的なスマートウォッチで、使いこなすほど使ってないが時間を見るついでに天気を確認できたりと、その利便性を感じることは多い。

知っての通り、Apple Watchはアウトドアウォッチではない。ある程度の防水性能を持ち合わせてはいるが、ハードな使い方は御法度。何処かにぶつけてしまおう物なら簡単に画面が割れたりしてしまう。どんな時計もぶつければ傷が付くし風防が割れることもあるだろうが、Apple Watchはそれらとは違い扱いに神経を使う場面もある。

アウトドアウォッチを探すと、候補は限られる。CASIOやSUUNTO、SEIKO、GARMINなど。一際有名なのはCASIOのPRO TREKだろう。相変わらず私は「PRO」という単語に良く反応する習性があるようだ。私にとってPRO TREKは幼い頃から馴染みの深い腕時計だ。幼い頃から愛用しているという事ではなく、私の父がずっと愛用している時計がPRO TREKだからである。ちなみに父もアウトドア好きで、実家にはテントやシュラフなどの沢山の用品がある。血は争えないとは上手く言ったものである。

価格、性能、信頼性からPRO TREKを選択した私だが、ここで機種の選択に迷う。基本機能はほぼ同じだが、PRO TREKには6600、7000、8000、60、650などなど沢山の機種が存在する。電波時計か否か、風貌がサファイヤガラスか否かなどを除いては基本的には10気圧防水で、タフソーラー、コンパス、気圧、温度計などを搭載している点は共通だ。

カメラのレンズのように何本も必要になるものではないので最終的に一本に絞る。さてさて、私は何を選ぶのだろうか。次回に続く。