レンズとボディと私。

野鳥撮影から、いつの間にかアウトドアに魅了されたのだ。

大きすぎだなあ

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大きすぎだなあ、とPRW-7000を試着してみて思った。アウトドア用の時計が欲しいと思い色々と候補を探し、買うつもり満々だった。もうPRO TREKで決まりだ!と思っていたが、考えが大きく変わった。

先日ヨドバシカメラに行く用事があったので、ついでにPRW-7000の試着もしてきた。最初はデザインが良ければ即決しようと思っていたのだが、実際に試着してみるとなんだか腕に馴染まない。デザインは良いのにしっくりこないのだ。

原因はバンドにあった。カーボンファイバーインサートバンドだ。店員は自慢気に「バンドが切れにくくなっているんです」と言っていた。確かに切れにくいだろうが、硬く腕に馴染みにくいのだ。最初にカーボンインサートが登場した時よりは柔らかくなったらしいが、それでも硬い。同時に試着したPRW-60はシリコンバンドでとても柔軟だった。

しっくりこない原因は他にもある。重量だ。重さ96gとスペックシート上では大きさの割に軽量に見えるが、実際に腕につけてみると重たく感じた。左右の腕の重さの違いがはっきりと分かるほどだ。普段着けているApple Watchより50g重たいだけでこんなにも体感的な差を感じるとは。

意外にもそう言った点で感触が良好だったのはPRW-60だ。これは先月の15日に発売されたばかりのモデルで、クライマーラインという位置に属する登山に特化したモデル。したがってPRW-7000のようにフィッシングタイムもなければ日の出日の入りの時刻表示もない、機能を絞ったモデルとなっているが基本的機能は共通だ。

60の良い所はなんといっても軽さ。約69gとApple Watchよりは重たいが気になるほどではない印象だった。大きさも他のPRO TREKよりは一回り小さく、手首の動きを邪魔することがない。加えて非常に柔軟なシリコンバンドが良好なフィッティングをもたらしてくれる。そのお陰もあってかApple Watchとの重さの差を全く感じさせない。

思いのほか60の方が総合的に良く価格も安いので魅力的だったのだが、結局双方とも購入には至らなかった。それどころか、時間に縛られないアウトドアを楽しむほうが良いのではと考え始めた。新しくナイフが欲しいので、それにでも投資するか。なんて。