一脚の必要性
一脚の必要性を感じたアカゲラの撮影。私が撮影に使用しているシステムはボディがOM-D E-M1 MarkⅡ、レンズがM.ZUIKO DIGITAL ED 300 F4 IS PRO、そして照準器のOLYMPUS EE-1という組み合わせだ。重量はざっくり言うと2000gほど。テレコンを組み合わせる時もあるので2000〜2200gという方が正しい。
まあ、野鳥撮影の標準域と呼ばれる600〜840mmをカバーするシステムとしてはかなり軽量な方だ。CanonやNIKONと比較するのはおかしな話ではあるが、同システムをそれらで構築すると重量は倍では済まない。
先日、アカゲラを撮影していた時のこと。たかが2000g程のシステムでもずっと上に向けて構えていると流石に腕がプルプルしてきて、ファインダー内が揺れに揺れた。最大6.5段分のシンクロ手ぶれ補正といえど、腕が震えていてはファインダー像も安定しない。筋トレをすれば良いのだが、手っ取り早くカメラを安定させようと思うと一脚が必要になると感じた。
カメラを安定させるという意味では三脚も選択肢には入るが、セットしたり移動したりとせかせかと動くことが予想される以上、良い選択肢とは今は思えない。
風景撮影を始めとしてさまざまな写真を撮ってきたが、野鳥撮影が一番難しい。経済的にも優しくはない上、行けば会えるというものでもなく、運良く会えたとしても条件が悪かったりする。正しく一期一会であり、撮影することの難しさと、良い写真とは言えなくとも今は撮れることが楽しい。学ぶことも多いと思う。
さて、一脚はどこのメーカーにしたものか。ちなみに三脚はベルボンのジオカルマーニュというカーボンモデルを使っている。