レンズとボディと私。

野鳥撮影から、いつの間にかアウトドアに魅了されたのだ。

撮り納め

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撮り納めという言葉があるかどうかはさておいて、今年はもう写真を撮ることはない。年末はなにかと忙しいのでゆっくり写真を撮る暇がないということにしておこう。

趣味としての写真を撮ってきた今年を振り返ると、激変の一年であった。もともとEOSユーザーだったのだが、今やOLYMPUSユーザーになった。EVFよりOVF派でミラーレス一眼など所詮は一眼レフには敵わないと思っていたのに。OLYMPUSだけでなくミラーレス一眼はSONYFUJIFILMも使ってきたが、どれも定着せず、満足することはなかった。SONYは特有の絵作りと安っぽく感じるカメラデザインが、FUJIFILMはデジタルなのにマニュアルにこだわりすぎた独特のダイヤル配置、ホールドしにくいボディデザインが私に合わなかった。

何故OLYMPUSに鞍替えしたか。一言に言うとPROレンズ描写が忘れられなかったからだ。某家電量販店で試写しただけで一瞬にして素晴らしいレンズだと思わせてくれたM.ZUIKO 40-150 F2.8 PROと、M.ZUIKO 12-40 F2.8 PROの描写をずっと覚えていた。今でもその描写には惚れ惚れしている。それだけではない。M.ZUIKO ED 300 F4 IS PROも至高の描写力を持つ。ほかにもOLYMPUSには描写力が良いレンズがいくつも用意されている。

M4/3の画質の向上や、像面位相差によるAFやアルゴリズムの進化もOLYMPUSを選んだ理由だ。センサーサイズという大きなアドバンテージを感じさせないようになった。恐らく、余程の見識がない限りはM4/3で撮影したかフルサイズで撮影したかは見分けられない。ボケ量はセンサーサイズに依存するためフルサイズには敵わないが、画質という点では大きく進化したと言える。M4/3機ならパナソニックもあると言われるかもしれないが、OLYMPUSレンズを使いたければOLYMPUS機を使うという選択肢しか今はない。パナソニックとは、センサーサイズとマウントが共通なだけである。同じようなことを過去にも書いたかも。

まず買ったのはOM-D E-M1 MarkⅡと25mm F1.8、45mm F1.8、そして12-40 F2.8 PROだった。あれよあれよとレンズは増え、40-150 F2.8 PRO テレコンキット、G VARIO 100-300 Ⅱ、60 macro、300mm F4 IS PROという順番に購入してきた。たった半年でほとんどのシチュエーションに対応できるレンズを集めた。それだけでなくボディも中古でOM-D E-M1を購入。被写体によって使い分けている。

OLYMPUS機に対する不満はほぼ皆無。全くないと言えば嘘になる。例えば親指AF専用ボタンが用意されてないことが不満に思うが、無ければ無いで写真が撮れないわけでもなく、代用案はある。レンズに関しては全く不満無し。流石に設計が新しいだけのことはある。

恐らく長い付き合いになると思う。OLYMPUSだからこそ、OLYMPUSでしか撮れない写真を撮っていけたらと思う。

では皆さん、良いお年を。