ブッシュクラフトプラス
ブッシュクラフトプラスというREAL STEEL社が販売するナイフが欲しいと思っている。これはいつだったかの記事に書いた14C28Nという鋼材を使ったフィクスドナイフだ。その名の通り流行りのブッシュクラフト向けのスカンジグラインドナイフだ。
仕様を簡単に紹介する。ナイフの全長は約240mmで、ブレード長は116mm。ブレード幅は4.5mmのフルタング。鋼材はサンドヴィックの14C28N、ハンドル材はG10を採用している。重さは約206gだ。
REAL STEELが2012年に発売を開始したナイフだが、日本での取り扱いが始まったのは去年か一昨年頃からではないかと思われる。Amazon.jpでは2017年11月より取り扱いがスタートしていた。
近くにナイフショップがない私は基本的にインターネットで購入している。恐らく私と同じような環境にいる人が大多数だと思う。公に複数のナイフを販売しているお店は日本国内ではそう多くないだろう。私がブッシュクラフトプラスを知ったのはYouTubeがきっかけだった。形も値段も気に入った私はすぐネットショップで探した。
が、どこも在庫切れ。Amazonですら入荷時期未定という状態で、仕方なくショップから入荷の連絡を待つことにした。数日後の12時に入荷の連絡がメールで来た。入荷数は7本。メールを開いたのは14時過ぎで、私は買う気満々でURLにアクセスした。
ところが、「在庫切れ」の文字。たった2時間で7本全てが売れてしまったということになる。流石REAL STEEL、人気が高いのだろう。残念ながら勝負に負けた私は再び入荷の連絡を待つことにした。
夕食を作り終わった19時ごろに何気なくスマホを見ていると、メール受信の通知が画面上方に出た。「再入荷のお知らせ」だった。今度こそと思い直ぐにURLにアクセス、そして注文を済ませた。いつもの事ながら勢いで買ってしまった。
これで暫くはナイフを買うことはないと思う。あとは存分にナイフを使いながら、扱いに関する知識や技術を身につけていきたい。野鳥撮影も楽しみたいが、なかなか全ての趣味を楽しむ時間がないのが最近の悩みである。
見易さとデザイン
見易さとデザインで非常に迷っている。前回のアウトドアウォッチ選びの続き。機種は最終的にPRW-7000に絞られた。それまではPRW-6600や最近発売されたばかりのPRW-60も候補ではあったが、風防がサファイヤガラスでないことや、デザインが好みでないことなどを理由にPRW-7000一択となった。
PRW-7000はCASIOのPRO TREKの中でマルチフィールドラインという位置に属する。まあ、山川海どんな環境でも対応しますよってことなんだろう。正直アウトドアで20気圧防水と言われても、私の用途では完全にオーバースペック。使うとしたら時計機能に加えて気圧計とコンパスくらいだと思う。
7000の性能を簡単にまとめると、PRO TREK最高の20気圧防水、潮の満ち引きを読み取るタイドグラフ、フィッシングタイム機能を搭載。他にも方位・高度・気圧・温度を計測可能なトリプルセンサーVer.3、耐低温-10度とタフで多機能だ。重さは私の記憶が正しければ96gと軽くは無いが、ギリギリ許容範囲。とは言えApple Watchの二倍の重さだ。
PRW-7000には七種類の機種がある。ベルトの素材の違いやカラーリングの違いのみで基本的には全て機能は同じだが、カラーリングで迷っているのだ。購入候補は7000-1AJFと8JFのどちらか。
画像を見てもらえばわかるが、視認性は明らかに1AJFに軍配があがる。が、私の好みのデザインは8JFだ。シンプルで良い。差し色の水色がこれまた良い。白黒のみでまとめられているのも良いが、ちょこっと色が入るだけで遊び心の様なものを感じられる。あくまで私の主観だが。
ベルトの色は1AJFがブラックで、8JFがダークグレー。ここは正直ブラックが良い。いずれもカーボンファイバーインサートバンドだ。ただ、ダークグレーの方が遊革のカーボン柄が目立って良いかもしれない。
最終的に私の心はPRW-7000 8JFに傾いている。実店舗で試着して気に入れば購入したい。試着の時に決断が覆るようなことがあるかもしれないが、それはそれでまた買い物の面白さだと思う。
PRO TREK
PRO TREKが欲しい話。アウトドアに最近はご執心な私だが、ここに来てアウトドア用の時計が欲しくなった。ナイフ、タープ、クッカーなど様々なアウトドア用品を集め、最終的にはテントを2サイズ買い揃える所がゴールだろうか。アウトドアとはイメージ的にあまりお金がかから無い趣味と思いがちだが、意外にも?出費が多い趣味だ。
形というのは重要で、私は本気で始めようと思うことは何でも形から入る。物がなければ始まらない趣味が多いからだ。野鳥撮影もそれだ。それなりのカメラとレンズを用意しなければ始めることは出来ない。何をするにしてもアイテムというのは、気持ちを駆り立ててワクワクさせてくれると思うのだ。これ、男性なら分かるでしょう。
普段私が使っている腕時計はApple Watch series 2だ。Apple Watchは初代発売時から使っている。iPhoneありきではあるが、正確な時間と多彩な機能が魅力的なスマートウォッチで、使いこなすほど使ってないが時間を見るついでに天気を確認できたりと、その利便性を感じることは多い。
知っての通り、Apple Watchはアウトドアウォッチではない。ある程度の防水性能を持ち合わせてはいるが、ハードな使い方は御法度。何処かにぶつけてしまおう物なら簡単に画面が割れたりしてしまう。どんな時計もぶつければ傷が付くし風防が割れることもあるだろうが、Apple Watchはそれらとは違い扱いに神経を使う場面もある。
アウトドアウォッチを探すと、候補は限られる。CASIOやSUUNTO、SEIKO、GARMINなど。一際有名なのはCASIOのPRO TREKだろう。相変わらず私は「PRO」という単語に良く反応する習性があるようだ。私にとってPRO TREKは幼い頃から馴染みの深い腕時計だ。幼い頃から愛用しているという事ではなく、私の父がずっと愛用している時計がPRO TREKだからである。ちなみに父もアウトドア好きで、実家にはテントやシュラフなどの沢山の用品がある。血は争えないとは上手く言ったものである。
価格、性能、信頼性からPRO TREKを選択した私だが、ここで機種の選択に迷う。基本機能はほぼ同じだが、PRO TREKには6600、7000、8000、60、650などなど沢山の機種が存在する。電波時計か否か、風貌がサファイヤガラスか否かなどを除いては基本的には10気圧防水で、タフソーラー、コンパス、気圧、温度計などを搭載している点は共通だ。
カメラのレンズのように何本も必要になるものではないので最終的に一本に絞る。さてさて、私は何を選ぶのだろうか。次回に続く。
14C28N
14C28NとはSandvik(サンドヴィック )社のナイフ用最新鋼材だ。ナイフに使われている鋼材にはSUS404やD2、A2、52100など様々な種類がある。其々に特性があるのだが、正直覚えられる量ではないと思っている。自分が使っているナイフの鋼材の特徴だけ覚えておけば良いのだ。
14C28Nは12C27よりも高いエッジ保持力と硬さ、耐腐食性を持っているそうな。恐らく素人目にはその違いは体感できないであろうし、これは勘でしかないが玄人でもわからないのではと思う。APS-Cサイズセンサーと35mmフルサイズが出した絵を見比べても違いがわからない(RAW現像に限る)のと同じようなものだろう。
14C28Nを鋼材として使っているナイフはそう多くない。Kershaw(カーショウ)社かREAL STEEL(リアルスチール )社か、mora kniv(モーラナイフ)社くらいではないかと思う。最新鋼材なので今後採用するメーカーが増えてくるだろうが、今のところ14C28Nの鋼材を使っているナイフを求めると選択肢は限られる。
14C28Nにこだわる理由は特に無い。正直「最新」という響きが良いという事に尽きるような気がする。最新が常に良い訳ではないと思っているが、日進月歩で鋼材が改良・開発されているとしたら、最新の物が悪いわけがないという思いがあるのは確かだ。
現在ブッシュクラフトでのバトン(薪割り)用に持っているのはREAL STEELのブッシュクラフト2だ。これは鋼材がD2だ。アウトドアでは扱いやすい鋼材であるが、D2は欠けやすい鋼材と呼ばれている。もちろん革砥で刃先を若干丸くしてチップと呼ばれる小さな刃欠けが起こりにくいようにしてある。これは3.5mm程の刃幅を持っているので、次のナイフはこれ以上の刃幅を持つものが欲しい。
刃幅は太ければ太いほど良いわけではない。太いほど強度や剛性は増すが、フェザースティック作りなど、太さのせいで不向きになる作業も出てくる。が、バトニングで薪を割る場合は、刃幅が太い方が刃が食い込んだ時に割れが大きく入り薪を割り易くなるというメリットがある。
3.5mmより刃幅があるナイフを探すと、バークリバーのブラボー1などが候補に上がる。しかし私が探しているのは14C28Nを使用したナイフだ。そうなると候補はREAL STEELのブッシュクラフトプラスのみとなる。これは刃幅が4.5mmで同社のブッシュクラフト2より1mm太い。サイズも一回り大きくなる。
これだ!これこれ。こういうのが欲しかったんだ。暫く様子を見て、良さそうなら購入する方向。なんでも形から入るタイプなんで。(笑)
CASIOの撤退
CASIOの撤退から色々と考える。コンパクトデジタルカメラはその市場をどんどん縮小している。CASIOがコンデジ事業の撤退をするという話は今年に入ってから何度か目にしていたが、先週にCASIOからの公式発表があった。新たに高級コンデジを開発して販売するかもしれないというファンの希望は見事に消え、噂通りの展開を迎えた。
正直、何となく寂しい気持ちになった。カメラ業界の縮小という事実と、ハイスピードエクシリムなどの名機を生み出したメーカーがそれらを捨てる決断をしたことに対してだ。小さくはあるが、心にぽっかりと穴が空いたような気分だ。
コンデジ(レンズ一体型カメラ)の販売台数は年々減少しつつある。レンズ一体型カメラは10年前の2008年には年間生産台数が1億以上あったのに対し、ある物が普及しだした2012年前後には8000万台になった。そして2017年には1400万台とその生産台数を大きく減らしている。
CIPAの発表している数値だけを見て物事を判断する事は難しいが、確実に言えるのはピーク時に比べてレンズ一体型カメラの市場はかなり縮小しているという事だ。
要因を考えてみる。1つめの要因は、デジタルカメラが一定数普及したことにあるだろう。デジカメを毎年買い換えるユーザーは少ない。よほど最新のカメラ好きならまだしも、殆どのユーザーがカメラが壊れない限りは使い続けているだろう。一定数普及しきった今、買い替えスパンの長いカメラという家電の年間販売台数は限られるはずだ。
2つめの要因は、ある物の急速な普及と技術的向上にある。そのある物とはスマートフォンだ。日本では2012年ごろから市場が活発化したと記憶している。新しいもの好きの私も当時すぐにスマホに買い替えた。スマホはデジタルカメラだけでなく、パソコンなどの市場を食い物にした。カメラとしての機能でいうと、スマホのカメラはそう高性能なものではないが、記録用としては十分だった。デジカメに変わるツールになり出したのだ。
3つめの要因は、他のデジタルガジェットとの差別化が上手く図られなかったことにある。スマホよりも高画質という点で勝ることは確かであったが、それの必要性を感じさせることが難しかったのだろう。各カメラメーカーは新たな市場開拓に苦戦を強いられたはずだ。
SONYは高級コンデジ市場を開拓し、Canonはそれに便乗、各社センサーサイズの大型化で高画質化を図ったコンデジを次々に販売。CASIOはその波に乗れずか乗らずか、上手く活路を見出せず苦渋の決断に至ったという事だろう。色々と意欲作を出してはいたが...。