レンズとボディと私。

野鳥撮影から、いつの間にかアウトドアに魅了されたのだ。

個人輸入

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個人輸入したM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4 IS PRO用のレンズコートがやっと手元に届いた。注文からおよそ5日、はるばる米ブルックリンから空を渡ってここ日本に来た。待ちに待っていたこともあり、配達業者から箱を受け取ったときはその軽さに驚いた。

アメリカというとなんとなく大雑把なイメージを個人的に持っていたのだが、梱包は丁寧でダンボール箱にも汚れや傷などなかった。写真には写っていないエアークッションも使用されていて、これなら次回以降も日本で高価で扱われているものや、日本で販売されていないものを個人輸入するのは十分にアリだと思った。

レンズコート自体もしっかりとしたもので、綺麗にカットされているし、縫製もしっかりとしている。中国製のように糸が飛び出していたり、縫製が甘いということはない。ハンドメイドしているだけのことはある。そして臭くない。ネオプレーンの素材も質が良く、よく伸びるし綺麗にプリントされている。プリントムラも無いし、2mmほどの厚みがあるのでお高いレンズの鏡筒の保護にも役立つだろう。

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レンズへの装着感も良好で、フィットしていてそうそう簡単にずれたりしない。その為やや装着時は時間がかかるが、キツすぎず緩すぎないちょうどよい加減なので不満はない。今までは迷彩柄のカメララップで鏡筒全体を巻いていたため、フォーカスリングや各種ボタンの操作ができなかったが、これならそれらの操作も容易に行えるので、ピントが抜けたときも復旧はスムーズに行えそうだ。ボタン類が集まる部分は窓が設けられ、設定の確認も行える。今のところ使用していないが、レンズファンクションも押せる。それにふいに手が触れて設定が変わってしまうことも防げるだろう。

三脚座の部分のパーツは両面テープで貼り付ける仕様となっている。日本の販売店のHPには「剥がれや粘着剤による汚れがあるため貼り付けないことをオススメする」といったような旨が記載されているが、私はラッピングフィルムを貼り付けた上に貼っているので、剥がしても糊がのこることはない。これで鏡筒の殆どを迷彩でカバーできた。

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海外のサイトに「フォーカスリング用のパーツを取り付けると、レンズフードを伸縮するギミックが使用できない。この点は早急に改善すべきだ」といったレビューの記載が見られたが、心配は杞憂に終わった。しっかりと考えられているのか、フォーカスリング用のパーツを着けた状態でも、上の写真のようにレンズフードの伸縮は可能だ。被せるように少し記事を引っ張ってあげるだけ。仕様だと思うがフォーカスリングに被る部分はゆとりがあるよう作られているので、いつものようにレンズフードを伸ばしても、フォーカスリングに装着したパーツがずれることはなかった。

総じて満足。およそ1万円と高価ではあるが、それでも日本で購入するよりは遥かに安価で済む。他のバリエーションも欲しくなった。