レンズとボディと私。

野鳥撮影から、いつの間にかアウトドアに魅了されたのだ。

ヘリノックス風

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ヘリノックス風チェアがAmazonで多数見られるようになった。ヘリノックスしかああいったコンパクトチェアを販売していない時は1万円〜の高級チェアであったが、お隣の大国がどんどんリスペクト?オマージュ?(パクリ)してくれたお陰で、コンパクトチェアは今や親しみやすい存在となっている。

私は多数のチェアを所有しているが、そのほとんどがコンパクトチェアだ。ひと昔前は折りたたんでも収納サイズが大きく嵩張るのが当たり前の物だったが、今は小さいものもあるので収納に困ることはない。メーカーは様々だが、エーライトやヘリノックスといった有名どころは持っていない。

何故、所有していないか。理由は3つある。1つは価格が高価であること。無名ブランドのアルミ製コンパクトチェアが2000〜3000円で手に入るのに対し、有名どころのチェアは1万円を超える。単純計算でブランド品1脚買うお金があれば、無名ブランドのものが3つ揃うことになる。まあ3つあってもお尻は1つなのだが。8000円高い差額があれば、他のものを揃えるほうがお得に感じるのが消費者心情だ。

2つめの理由は、無名ブランドの品質が良くなって来ており、差異があまり無くなってきたからだ。2年ほど前だと、無名ブランドの物はポールが突き抜けたり、座面となる生地が破れてしまったりと不具合が多かった。これは単に形をパクったが故の結果だ。が、しかし、レビューを見ているのか年々改良され、今では本家と遜色がないなんていうレビューも見られる。

そして最後の理由は、無名ブランドと本家との座り心地に大差がないと実際に体感したからだ。ヘリノックスやエーライトのチェアに座って見たが、座り心地だけで言うとそんなに差はなかった。座面となる生地やアルミポールの精度という点では当然ながら本家が勝るが、値段を考慮して天秤にかけると「大差がない」という結論に至った。所有欲という点ではブランド力が満たしてくれるだろうが、他人の椅子をまじまじと見る人はそういないだろうし、ましてや一時的に座るための椅子なので高級品である必要がないと私は思う。

とは言えヘリノックスやエーライトの製品に興味が無いわけではない。今興味があるのはエーライトのメイフライチェアだ。意外なことに、メイフライチェアの形状を真似した無名ブランドのチェアが存在しない。どこぞの大国の方が1人でも目をつけて作ってくれれば、便乗して様々なメーカーが出し始めるだろうが、最初の一歩が未だ出ていない。

ということは現在ああいったロータイプのコンパクトチェアはエーライトのメイフライチェアのみ(似たようなやつはあるだろうが)ということになる。そこまで複雑な構造ではないが、ヘリノックスのような形よりは真似し難いのかもしれない。ひょっとするともう設計、製造され始めていてコンシューマーに届いて無いだけなのかもしれないが。

ヘリノックスをオマージュ、コピー、リスペクトしたノウハウを活かして、メイフライチェアのパクリも大国の方には出して頂きたい。買わせて頂きますよ、私は。本家高いんだもの。(笑)