レンズとボディと私。

野鳥撮影から、いつの間にかアウトドアに魅了されたのだ。

Benchmade 551-S30V Griptilian

実に半年以上ぶりの投稿。何があったわけでもなく、ただサボっていたというだけである。

 

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Benchmade(ベンチメイド)の定番ナイフ、グリップティリアンを個人輸入で買ってみた。日本では山秀というナイフショップが正規輸入店のようだが、16,000円弱と高価。アメリカから輸入すれば115ドルと国内で買うより3,000円ほど安く購入出来る。Amazonでも購入出来るが、偽物の可能性があるので出品者によっては要注意。ちなみにヤフオクでは「真贋判定できない」という出品者が堂々とベンチメイドの偽物を売っている。

グリップティリアンのデザイナーはメルパルドゥ。曲線と直線を組み合わせた非常にシンプルでまとまりのあるデザインは好感が持てる。もちろん、デザイン意外にもCPM-S30Vという高級鋼材を使用していることや、ベンチメイド独自のロック機構「アクシスロック」を採用している点も魅力的である。

 

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ワンハンドオープン、クローズが簡単に出来る。回転軸にベアリングが内蔵されているため、動きが素晴らしくスムーズ。ストレスが無くいつまでも触っていたいと思うほどである。アクシスロックの場合、ロックレバーを引いた状態だと軽く振るだけでオープンすることが出来る。

アクシスロックの利点はスピーディーなオープン/クローズだけではない。山中をグローブをしたまま移動する事が多い私にとっては、グローブをしたままでも操作しやすいことは大きなメリットである。標準的なライナーロックだとロック解除がしにくいことがあるが、アクシスロックなら簡単で安全な操作が可能だ。

 

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ブレードは3.5インチと日本人の手にはやや大きめである。3インチ以内の方が取り回しが良く使いやすいのだが、個人的には3.5インチの方が汎用性が高いと思っている。箱出しでの刃付けは微妙。そこそこペーパーカットできるが、思うようなスムーズさではないため研ぎ直した。

S30Vの刃持ちは暫く使ってみないとわからないが、評価が高い鋼材なので信頼している。ちなみにエイペックス(刃の角度)は50°だった。切れ味よりも刃持ちを優先させた刃つけだろう。