レンズとボディと私。

主にカメラの話と写真、日々の雑談を綴るブログです。

通過儀礼

f:id:kazechannel:20180829104054j:image

通過儀礼とは産湯や七五三、結婚など人が成長していく過程で通る段階的な儀礼のこと。誰しもが通る道だ。私の中にも様々な通過儀礼がある。

カメラのレンズを買ったならば、プロテクターフィルターを真っ先に装着するし、クッカーを買ったならまず洗剤で洗う。誰にでも同じような経験があるのではないだろうか。

先日、気になっていたナイフを買った時のこと。私はナイフを買うと、まず切れ味のテストを行う。そして必要であれば研ぐ。フォールディングナイフなら、オープン/クローズのテストを何度かして、動作が鈍くないか、好みの感触であるかを確認する。必要に応じてオイルを差したりもする。

最近買ったナイフは、ケーバーのフォールディングナイフ「ドージア フォールディングハンター」だ。日本で購入すると約3500円ほどするが、海外だと20ドルほどで取引されているようだ。いずれにせよ安いナイフではある。

しかし、安いながら鋼材はAUS8を採用。ありがちとか言わない。ブレードロックは構造上信頼性が高いとされるロックバック方式を採用。ブレードオープンで「カチッ」と良い音を立ててガッチリとロックがかかる。ハードな使用には向かないナイフだが、ある程度ハードな使い方をしても信頼できそうだ。

実はブレードロックがロックバック方式の物を使うのは初めて。「ロックバック方式はワンハンドクローズが容易」なんていう謳い文句にワクワクしてオープン/クローズをやりながら開閉のトルクを調節していた時、勢い余ってブレードが指にグサリ。

慣れた事だが、何度経験しても痛い。しかしこれも通過儀礼のようなものだ。(笑)

使ってみると思いのほかロックバック方式は不便。ロックする時に刃の動きに注目しないといけないため、ノールックでオープン/クローズが難しい。カチッというロックは気持ち良いし信頼できるが、使い勝手という面ではやはりインナーロック式の方が遥かに使いやすい。箱開けなどで普段使いしようと思っていたが、なかなか無神経に扱えるものではないようだ。

ドージアの切れ味は良好。ペーパーテストもサクサクだし、グラインドがスピアポイントライクなのでポイントを使った細かい作業も容易にできそうだ。フラットかと思って購入したが、ホローグラインド。フォールディングハンターというだけはある。

安い割には良くできたナイフ。軽量で厚みも薄くEDCに最適(日本では犯罪)。しかしサムスタッドオープンが動線的にしにくいなど、使い勝手は良くはないナイフだ。