レンズとボディと私。

野鳥撮影から、いつの間にかアウトドアに魅了されたのだ。

14C28N

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14C28NとはSandvik(サンドヴィック )社のナイフ用最新鋼材だ。ナイフに使われている鋼材にはSUS404やD2、A2、52100など様々な種類がある。其々に特性があるのだが、正直覚えられる量ではないと思っている。自分が使っているナイフの鋼材の特徴だけ覚えておけば良いのだ。

14C28Nは12C27よりも高いエッジ保持力と硬さ、耐腐食性を持っているそうな。恐らく素人目にはその違いは体感できないであろうし、これは勘でしかないが玄人でもわからないのではと思う。APS-Cサイズセンサーと35mmフルサイズが出した絵を見比べても違いがわからない(RAW現像に限る)のと同じようなものだろう。

14C28Nを鋼材として使っているナイフはそう多くない。Kershaw(カーショウ)社かREAL STEEL(リアルスチール )社か、mora kniv(モーラナイフ)社くらいではないかと思う。最新鋼材なので今後採用するメーカーが増えてくるだろうが、今のところ14C28Nの鋼材を使っているナイフを求めると選択肢は限られる。

14C28Nにこだわる理由は特に無い。正直「最新」という響きが良いという事に尽きるような気がする。最新が常に良い訳ではないと思っているが、日進月歩で鋼材が改良・開発されているとしたら、最新の物が悪いわけがないという思いがあるのは確かだ。

現在ブッシュクラフトでのバトン(薪割り)用に持っているのはREAL STEELのブッシュクラフト2だ。これは鋼材がD2だ。アウトドアでは扱いやすい鋼材であるが、D2は欠けやすい鋼材と呼ばれている。もちろん革砥で刃先を若干丸くしてチップと呼ばれる小さな刃欠けが起こりにくいようにしてある。これは3.5mm程の刃幅を持っているので、次のナイフはこれ以上の刃幅を持つものが欲しい。

刃幅は太ければ太いほど良いわけではない。太いほど強度や剛性は増すが、フェザースティック作りなど、太さのせいで不向きになる作業も出てくる。が、バトニングで薪を割る場合は、刃幅が太い方が刃が食い込んだ時に割れが大きく入り薪を割り易くなるというメリットがある。

3.5mmより刃幅があるナイフを探すと、バークリバーのブラボー1などが候補に上がる。しかし私が探しているのは14C28Nを使用したナイフだ。そうなると候補はREAL STEELのブッシュクラフトプラスのみとなる。これは刃幅が4.5mmで同社のブッシュクラフト2より1mm太い。サイズも一回り大きくなる。

これだ!これこれ。こういうのが欲しかったんだ。暫く様子を見て、良さそうなら購入する方向。なんでも形から入るタイプなんで。(笑)