レンズとボディと私。

野鳥撮影から、いつの間にかアウトドアに魅了されたのだ。

MARUMI EXUS

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MARUMI EXUSを私は愛用している。初めて購入したプロテクターフィルターはKenkoのMCフィルター58mmだった。これは私がデジタル一眼デビューをした最初のカメラであるEOS Kiss x4のダブルズームキット用に購入したものだった。

当時はまだレンズフィルターというものをよくわかっておらず、とりあえず傷や汚れをレンズにつけない為に装着するものといった程度の認識だった。そのため高価なレンズプロテクターを買う意味もわからず、安いやつで良いと思っていた。

プロテクターフィルターに凝り始めたのは、交換レンズの楽しさに気づいた時だった。交換レンズが増えるたびにプロテクターフィルターを何にするか考えていたのを覚えている。よく耳にするのはKenkoのPRO1Dというシリーズだが、汚れが付着した時の落ちにくさが嫌になり、MARUMIのDHGスーパーレンズプロテクトを使うようになった。

このDHGスーパーレンズプロテクトが素晴らしかった。当時の価格は77mmで6000円程と決して安くはなかったが、汚れの落ちやすさや反射の少なさが気に入っていた。あたかもそこに何も無いかのようなクリアなガラスがとても綺麗だったのを覚えている。当時はこのDHGがMARUMIの最高峰だったが、ほどなくしてEXUSというシリーズが販売されるようになった。

このEXUSが現在愛用しているプロテクターフィルターだ。発売当時は77mmで9000円以上していたような記憶があるが、現在は価格もこなれてきて77mmでも6000円以下で購入出来るようになった。

このEXUSがDHGと違う点は、平面度の向上、平面強度の向上、帯電防止加工、超低反射加工(反射率0.3%以下)の4点だ。フィルターに使われるガラスの板厚がアップし、それに伴い平面度と強度が上がった。平面度はレンズの描写に僅かに影響するため平たいほど良いとされる。

帯電防止加工によりゴミ、ホコリがかなり付着しにくくなった。もし付着してもブロワーなどですぐに吹き飛ばせる。反射も更に少なくなり、プロテクターフィルターによる嫌なゴーストや僅かなコントラスト低下が無くなった。DHGに比べ、更に光を透過するようになったので、極々僅かな光量落ちが更に少なくなった。

今はそのEXUSよりも更に性能が上がったEXUS SOLIDという製品がMARUMIの最高峰だ。より低反射となり、反射率は0.2%以下になった。加えて強度も上がり、更に衝撃に強くなった。当然値段もアップしている。ちなみに77mmで13000円。EXUSの倍の価格は流石に高いと感じる。