レンズとボディと私。

野鳥撮影から、いつの間にかアウトドアに魅了されたのだ。

バイクもHYBRIDの時代

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バイクもHYBRIDの時代になるんだそうな。とんでもない時代が来たもんだなと思う。そんなことを考えるのは当然ホンダ。流石だな〜。

私はもう現役ではないが、昔はKawasakiやYAMAHAの普通二輪や大型二輪に乗っていた。バイクはやはりカッ飛ぶ感じが最高である。エンジンにタイヤが付いただけの乗り物と言っても過言ではなく、昔乗っていたバイクは200kg足らずの車体を180馬力もの力で動かす化け物だった。今もたまに乗りたくなるし、すれ違うバイクを見ては車種を心の中で言い当てたりしている。

HYBRIDシステムを搭載して世に出される予定なのはホンダのPCX。人気の125ccのスクーターバイクだ。HYBRIDと言ってもホンダのi-DCDやi-MMD、SH-AWDのようにモーター走行ができるわけではない。あくまでモーターによるアシストが受けられるというだけのもののようだ。特に発進時はトルクが必要になるので、0回転から最大トルクを発揮できるモーターが良い仕事をしてくれるだろう。

恐らくそんなに出力が高いモーターはスペース的に難しいし、大型のバッテリーも無駄に車重が重たくなるだけなので搭載されることはないだろう。車重が重たくなると必然的に燃費も悪化するし、タイヤの幅やブレーキシステムなども多少は変更が必要なのでコストが嵩む。発進時の燃料消費とアイドリング時の燃料消費を抑え、15%程度の燃費アップと走行フィールの向上を狙ってくるだろう。

問題は需要があるのかということ。PCXの価格は30万円程だと思うので、HYBRIDとなると40万を切るくらいの価格設定になると思うが、この10万円の差は大きいし燃費アップで取り返せるものかも不明。

でも、こういう発想は好きだ。相変わらずホンダはワクワクさせてくれるなあと感じる。

バイクのHYBRID化が今後発展していくかは正直微妙だと思う。125ccユーザーの多くは燃費を重視していると思うが、それ以上の排気量となると燃費は二の次で、やはり楽しみが第一になる。問題はその楽しみにHYBRIDがいかにアプローチをかけられるかだろう。HYBRIDは日本のお家芸ではあるが、EV化が進む車においては今後は厳しい戦いを強いられる技術になると思う。