レンズとボディと私。

野鳥撮影から、いつの間にかアウトドアに魅了されたのだ。

進化の刻

f:id:kazechannel:20180302074855j:image

進化の刻が来た。E-M1 MarkⅡの新ファームウェアVer.2.0が噂通り2月28日にリリースされた。私と同じE-M1 MarkⅡのユーザーは歓喜したのではないだろうか。と、同時にもう少し欲も出たが。

まだアップデートを行なっていない私が、全17項目にわたるアップデート内容のうち気になったのは以下の6点。

・AFターゲットモードにスモールターゲットを追加しました。
・プロキャプチャー撮影時のプリ連写枚数を最大35コマまで設定できるようになりました。
・プロキャプチャー撮影時に記録中であることを表示するように改善しました。
・プロキャプチャー撮影が可能なレンズを追加しました。
・AEL/AFLボタンを親指AFに設定したときのレスポンスを改善しました。
・静止画撮影時のC-AFの性能を向上しました。

スモールターゲットの導入とC-AFの性能向上、加えて親指AFのレスポンスは野鳥撮影において効果を発揮してくれるだろう。C-AFは現状でも満足しているが、しゃくるような動きをすることがあるのでそれが改善されてピタリとピントが張り付いてくれるとありがたい。

プロキャプチャーモードでのプリ連写枚数が35枚になったのも、撮影した画像の中から好きな瞬間を選べる幅が広くなったという点では嬉しい進化だ。

しかし残念な点も。17項目にも及ぶファームウェアアップデートは凄いことだが、連射速度の向上がなかったのが残念だ。AF/AE追従で秒20コマがハイエンド機(G9proやα9)で可能になってきている昨今、是非ともE-M1 markⅡにも20コマを達成して欲しかった。現在の秒18コマでも何も不満はないが、やはり連射は早いに越したことはない。

流石にそこまでのことをファームウェアアップデートでやってくることは今後もないだろうが、今回のVer.2.0は素晴らしいアップデートだ。今後もOLYMPUSにはこういった努力を続けてもらえると、ユーザーとしては嬉しい限りだ。