レンズとボディと私。

野鳥撮影から、いつの間にかアウトドアに魅了されたのだ。

SONY DSC RX10M3

f:id:kazechannel:20180213221603j:image

SONY DSC RX10M3を購入した。いつも利用しているカメラ屋でいい感じの中古が出ていた。サブカメラ選定にあたっては散々迷い、ほぼ毎日SONYの公式サイトや各種レビュー記事を見る日々を過ごした。一時は「必要ないのでは?」とも思ったが、日頃からカメラを携帯したい思いや、旅行などで使えるだろうという思いから購入に至った。

最終的にRX10M3とM4で迷ったが、今現在の価格差(M4の中古が無い)が大きいことや、スペック的に一部メインカメラを上回る、もしくは立ち位置が被る部分があるのでM4は却下。AF追従の秒24コマは確かに魅力的ではあるが、動体を追うような本格的な撮影はサブカメラではしないと思われる。サッと出して風景なり野鳥なりをそこそこのレベルで写し止められれば良いのだ。

RX10M3のスペックをザッと書いていく。イメージセンサーは有効2010万画素のメモリー一体1.0型積層型Exmor RS CMOSセンサー(名称長い)を搭載。SONY最新のセンサーで、高速読み出しによってスーパースローモーション撮影や、電子シャッターによる歪みを無くすアンチディストーションシャッターなどを実現している。

レンズはSONYお得意のZEISSレンズ。35mm換算で広角24mm相当から超望遠600mm相当までをF2.4〜F4という明るさでカバーする、ZEISS Vario-sonnar T*レンズを搭載。全域で高画質と美しいボケ(そんな上手い話は無い)を実現しているという自信作。ED非球面レンズ2枚、スーパーEDガラス1枚を含むEDガラス計8枚を豪華に使用した構成となっている。

手ぶれ補正は最大約4.5段分の補正効果を持つ。E-M1 M2と300mm F4 PROとの組み合わせで発揮される6.0段の補正効果に慣れてしまった私には少々物足りないが、4.5段でも普通に考えれば優秀だ。OLYMPUSの手ぶれ補正機構がただ単にバケモノなだけ。絞り羽根はRX10M2の7枚から9枚に進化し、綺麗な丸を作る玉ボケが期待できる。

ファインダーは倍率0.7倍、視野率100%の約236万ドットの有機ELファインダーを搭載。広い視野と高精細な表示で撮影に集中できることだろう。EVFの場合、これくらいのスペックは標準的になりつつあるので珍しくないが、有難い仕様である。

AFはコントラストAFのみ。0.09秒と爆速とは言え無いAF駆動速度だが、困ることはないと思われる。コントラストAFなので精度は期待できる(?)だろう。

他にも書き出すと沢山あるのだが、私にとって重要な部分だけ記載した。まだ使い始めたばかりなので馴染むまで時間がかかると思うが、サブカメラとして使っていけるようある程度は使いこなせるようになりたい。最新のカメラではないのでレビューする気はないが、E-M1 M2との画質面での違いなどを今後アップしようとは思う。

とあるサイトでE-M1 M2よりRX10M3のほうが高画質だと言い切っていた一般ユーザーがいたが、それはあり得ないと思っている。レンズやカメラを使いこなせてなかったか、見る目がないのだろう。とは言うものの、メインの立場が無くなる恐れが無いとは言えないことが、ある意味恐ろしい。