レンズとボディと私。

野鳥撮影から、いつの間にかアウトドアに魅了されたのだ。

UHS-Ⅱ対応スロット

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UHS-Ⅱ対応スロットがOM-D E-M1 MarkⅡには搭載されている。E-M1 MarkⅡはデュアルスロット仕様となっており、スロット1がUHS-Ⅱ対応、スロット2がUHS-Ⅰ対応だ。私の場合、仕事で写真を撮らない限りはスロット1しか使っていない。もしもの時のスロット2だが、だいたいは空っぽである。

UHSとはUltra High Speedの略で、簡単に言うと高速でデータを読み書きできることを表すSDカードの規格だ。大体のSDカード対応機器はUHS-Ⅰのみの対応が普通だが、高速で書き込みをするような上位機種のカメラはUHS-Ⅱに対応している。例えばフジのX-T2とかSONYのα7RⅢなどはUHS-Ⅱ対応スロットを搭載している。ちらちらっと調べてみただけだが、どうもUHS-Ⅱ対応カメラはそう多くないようだ。SONYのα7シリーズでもRⅢは対応しているのに無印ⅡはUHS-Ⅱに対応してなかったりする。「差別化」なのだろうか。ただ普及していないだけということもあるかもしれないが。

私が持っているSDカードは大体16GBが多い。E-M1 MarkⅡの写真データ1枚あたりのデータ量は約22MBなので、単純計算でも16GBあれば700枚前後は記録可能だ。1日に700枚も撮影することは今までなかったし、鳥を撮るまでは連写も殆どしなかったので精々沢山撮ったとしても300〜400枚程度だった。

ところが先日始めてアカゲラに遭遇した際、興奮していた私は夢中で連写を行った。秒18コマで撮影すればあっという間に16GBのSDは一杯になった。ファインダー内に撮影可能枚数が表示されていたのにもかかわらず、それを見ることすら忘れるほど興奮していた。SDカードを一杯にしたのは初めての経験だった。

この撮影で不満に思った事が2つあった。1つは、容量が一杯になりそれ以上の撮影ができなくなったこと。これは単に容量を増やせば解決できる。32GBにすれば1400枚、64GBなら2800枚だ。もう1つの不満はE-M1 MarkⅡの仕様もあるのだが、データ書き込み中はプレビューが出来ないことだ。バッファはそうそう一杯にならないので連写は継続して可能なのだが、書き込みが遅いとバッファも一杯になることもある。これはSDカードの書き込み速度がモノを言う。

今まで使用していたのは東芝のエクセリア16GBで、このSDの書き込み速度は90MBPSだ。1秒間に最高で90MBまで書き込みが可能と言うこと。単純計算で秒18コマを1秒連写した場合、その全てのデータを書き込むのにおよそ4秒かかることになる。撮影した瞬間から書き込みがスタートするので実際は3秒くらいかもしれないが、これは速いとは言えないだろう。

...続く