レンズとボディと私。

野鳥撮影から、いつの間にかアウトドアに魅了されたのだ。

ロケハン

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ロケハンとはロケーション・ハンティングのことで、撮影場所を探すということ。がむしゃらにカメラやレンズ、三脚などを持ち出したところで無駄足に終わることもあるので、事前に調べておくことは大切だ。事前調査とも言うのだろうか。

被写体そのものがその場所にあることがわかっている場合は、わざわざその場所に足を運ばずともネットを使って調べられる。私はもともと風景写真をメインに撮っていたので、そのころは良くGoogleマップと日の出日の入りマピオンというアプリを使い、大まかな地形と日差しの角度などを頭に入れていた。

最近楽しんでいる野鳥撮影の場合、そういった手法を取って事前に調査することは難しい。毎年その場所で子育てをする鳥や、公園などの整備された場所での撮影となると事前調査は簡単だが、そのような場所ではない山奥や田園となるとロケハンが必要。何を見れば良いのかよくわかってないが、田園などの場合は鳥の餌となりそうな柿の木などを探したりするし、山奥となると木を観察したりする。枝の分かれ目に目を凝らすと小さな小鳥がいたりするからだ。

しかし、猛禽類のような大きな鳥ならまだしも、小さな鳥となると目視での発見は困難を極める。いちいちファインダーを覗くわけにもいかないので、私の場合は双眼鏡を使っている。私がよく行く撮影場所でも双眼鏡を手にしている人をちょいちょい見かける。野鳥観察、野鳥探索には必須のアイテムと言って良いほどの物だが、カメラだけを持って撮影を楽しんでいる人の方が圧倒的に多い。

かく言う私も、野鳥撮影を始めたころは目視で見つける自信があったので双眼鏡を使っていなかった。それどころか「双眼鏡なんて」と必要性を全く考慮することがなかった。が、しかし、とある家電量販店でなんとなく双眼鏡を手に取り、覗いてみて驚いた。圧倒的に見やすい。遠くの物が目の前にあるかのように見えるだけでなく、解像感も十分で離れたところにあった製品の看板の文字がはっきりと読み取れた。当然ながら裸眼だと看板の存在はわかるものの、文字を読むことなど困難。ましてや文字かどうかを見極めることも難しい。

かくして私は双眼鏡を購入した。家電量販店で様々な機種を試用してみたが、しっくりきたのはPENTAXのタンクロー UP 8×25という機種だった。もっと色んな機種を試せば感動するような物に出会えたかもしれないが、エントリーモデルのタンクローでも十分綺麗に見える。当分はこのモデルを使う予定だが、私は凝り性なので買い換えることは十分にあり得る。