レンズとボディと私。

野鳥撮影から、いつの間にかアウトドアに魅了されたのだ。

逃げられる。

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逃げられる。野鳥が逃げてしまう。撮影時は↑画像のようにEE-1ドットサイトを装着し、迷彩柄のカメララップをレンズに巻きつけて振り回すのだが、服装が目立つのか余程人間に慣れた鳥でないと逃げられることが多い。

鳥が逃げてしまう理由はいくつかあるが、一つは人間を警戒しているということ。羽がないとはいえ目立つ服装の巨大な生物が近づいてきたらそりゃ恐ろしいだろう。あとはレンズが大きな目に見えたり、聞き慣れないシャッターの音を警戒したりと色々ある。

目立つ服装といえど、鳥は色を見ているわけではないようだから、コントラストが異常に高くない物を選べば良い。具体的には自然に溶け込む迷彩服などが鳥から見れば見つけにくく、警戒をされにくい。あとはブラインドテントなども有効らしいが、事情を察することができない人から白い目で見られること間違いなしだ。ソロでミリタリーごっこをしていると思われかねない。これは流石に嫁さんに引かれるだろう。

大きな目に見えるレンズを隠すと撮影が出来なくなる為に、レンズそのものを隠すわけにはいかないが、ギラギラと光ることで目立つ金属製の鏡筒は、迷彩柄のスカーフやクロスを巻くことで目立ちにくくできる。これは私もやっている。

シャッター音の問題は最初から皆無。E-M1 Mk2には静音シャッターがあるので、こちらを優先的に使用している。絞り機構が動く音が僅かに聞こえるだけだ。

さて、逃げられる原因とその対策がわかったところで色々と迷うことがある。一つは迷彩服を導入するかどうか。価格は大したことないのでお金の問題はクリアしているが、上下迷彩でキメていけるほど勇気がないかもしれない。周りの目も気になるところだ。

とは言え逃げられては撮影にならないので、服装は迷彩服を着用し、三脚には迷彩テープを巻いて今後はチャレンジしたい。

野鳥撮影は始めたばかりでノウハウがなく苦戦しているが、このノウハウを得ていく過程や、それでも苦悩するところが魅力の一つなんだろうと思っている。

流石にブラインドテントは見送りたいが。