レンズとボディと私。

野鳥撮影から、いつの間にかアウトドアに魅了されたのだ。

FUJIFILMに帰ってきた

カメラらしいことを殆ど書いてない当ブログだが、久しぶりにカメラのことを書こうと思う。(更新自体久しぶりであるが...)

f:id:kazechannel:20210302203046j:image

私のカメラ遍歴はFUJIFILMから始まっている。自分のお金で初めて買ったカメラはチェキだった。あれは16歳のことだったが、その時のフィルムの発色が今でも記憶に濃く残っている。

18歳にはPENTAXコンデジを購入。機種は確かRZ10だったと記憶している。その後はCanonEOS kiss x4でデジタル一眼デビューを果たし、同社の60Dにステップアップ。そしてついにフルサイズのEOS 5D3に手を出す。これが最初で最後のフルサイズ機であった。

f:id:kazechannel:20210303115617j:image

その頃、サブ機としてFUJIFILMのX-E2を購入したことがあった。FUJIFILM独自の発色と当時は目新しいX-trance CMOSのノイズの少なさが記憶によく残っている。が、程なくして売却した。

理由は2つ。一つは電源スイッチの初期不良があり、FUJIFILMのカメラに対する不信感があったこと。もう一つは絞りリングや各ダイヤル操作が使いにくく感じた事だった。しかし、絵作りには満足していた。

SONYのNEX5もサブ機として購入した事があった。もちろん、これも売却した。動画撮影時のAFや携帯性が良いのが利点だったが、そもそもSONYの絵作りが好きに慣れなかった。SONYは他にもRX100やRX10Ⅲも購入したが、どれも彩度やコントラストが高い印象で好きになれなかった。

結婚を機に全てのカメラを一度売却した。が、子供が産まれたのを機にCanonの7D2を購入。SIGMAのF1.8ズームでたくさん写真を撮ったが、SIGMAとの組み合わせではAF調整をしてもピントが外れる事が多く、微妙にフラストレーションが溜まっていく日々だった。

近所でカワセミを目にしたことをきっかけに野鳥撮影に興味を持つ。そしてOLYMPUSのE-M1Ⅱに鞍替えした。軽量コンパクトなシステムと連写性能、AF性能、画質(レンズ性能)が凄く良かった。300mmF4も購入し、野鳥を約2年間追った。この頃にはカメラに対する考えが大きく変化していた。

5D3を使っていた頃は、センサーサイズこそが重要であり、大きいに越したことは無いと思っていたが、センサーサイズが小さくなっても良い写真は撮れるし、ある程度高感度に弱くてノイズが乗っても、瞬間が撮れるなら許容範囲であると最近は思っている。なんなら場面によってはiPhoneでもOKだ。大切なのは写真を撮るタイミングと、フレーミングだと思う。

FUJIFILMPENTAXCanonSONY、そしてOLYMPUSと実に多くのメーカーを渡り歩いて、ついにFUJIFILMに戻ってくることになった。 

続く。

Benchmade 551-S30V Griptilian

実に半年以上ぶりの投稿。何があったわけでもなく、ただサボっていたというだけである。

 

f:id:kazechannel:20200408171326j:image

 

Benchmade(ベンチメイド)の定番ナイフ、グリップティリアンを個人輸入で買ってみた。日本では山秀というナイフショップが正規輸入店のようだが、16,000円弱と高価。アメリカから輸入すれば115ドルと国内で買うより3,000円ほど安く購入出来る。Amazonでも購入出来るが、偽物の可能性があるので出品者によっては要注意。ちなみにヤフオクでは「真贋判定できない」という出品者が堂々とベンチメイドの偽物を売っている。

グリップティリアンのデザイナーはメルパルドゥ。曲線と直線を組み合わせた非常にシンプルでまとまりのあるデザインは好感が持てる。もちろん、デザイン意外にもCPM-S30Vという高級鋼材を使用していることや、ベンチメイド独自のロック機構「アクシスロック」を採用している点も魅力的である。

 

f:id:kazechannel:20200416173251j:image

 

ワンハンドオープン、クローズが簡単に出来る。回転軸にベアリングが内蔵されているため、動きが素晴らしくスムーズ。ストレスが無くいつまでも触っていたいと思うほどである。アクシスロックの場合、ロックレバーを引いた状態だと軽く振るだけでオープンすることが出来る。

アクシスロックの利点はスピーディーなオープン/クローズだけではない。山中をグローブをしたまま移動する事が多い私にとっては、グローブをしたままでも操作しやすいことは大きなメリットである。標準的なライナーロックだとロック解除がしにくいことがあるが、アクシスロックなら簡単で安全な操作が可能だ。

 

f:id:kazechannel:20200416173552j:image

 

ブレードは3.5インチと日本人の手にはやや大きめである。3インチ以内の方が取り回しが良く使いやすいのだが、個人的には3.5インチの方が汎用性が高いと思っている。箱出しでの刃付けは微妙。そこそこペーパーカットできるが、思うようなスムーズさではないため研ぎ直した。

S30Vの刃持ちは暫く使ってみないとわからないが、評価が高い鋼材なので信頼している。ちなみにエイペックス(刃の角度)は50°だった。切れ味よりも刃持ちを優先させた刃つけだろう。

DANGO M1 MAVERICK RAIL WALLET

世の中、キャッシュレスの時代だ。私はというと結構前からキャッシュレス推進派で、現金はほとんど持ち歩かない。現金を持ち歩こうと思うと、どうしても避けて通れないのは銀行だ。

ATMにはずらりと人が並び、必ずといっていいほど待たされる。1分、また1分と時間を浪費するあの感じが何とも煩わしくてたまらない。故にほとんど銀行に行かない。行かなくなると現金を持ち歩かなくなり自動的にキャッシュレスとなったわけだ。

現金を持ち歩かなくなると、大きな財布が必要なくなる。私は財布をポケットに入れて持ち運びたい派であるため、今までは小銭やお札などでカッコ悪くポケットが膨れることがあったが、そんな時代とはおさらば。最近はミニマムな財布を使っている。

 

f:id:kazechannel:20191101154012j:image

 

ミニマムな財布を作っているメーカーは数多あるが、気に入っているのはカルフォルニアに本社を置くDANGO(ダンゴ)というメーカーだ。男心を擽られるアルミ削り出しのD01というモデルを愛用していた。

非常に薄く、本革とアルミ、シリコンバンドというシンプルな構造で気に入っているが、免許証と保険証、クレジットカードなど、3枚ほどのカードしか入らないため、場合によってはポイントカードや会員証などを持ち歩くために、別でカードケースを用意する必要があるのが悩みだった。

とはいえ、ちょっとした外出ならD01のみ持ち歩けば良いので、非常に身軽で最高だ。シリコンバンドにお札を挟めば現金も持ち歩ける。

 

f:id:kazechannel:20191101154053j:image

 

最近ダンゴが新しく発売したM1 MAVERICK RAIL WALLETは、悩みだったカード問題を解決してくれる物だ。カードが9枚、そして数枚のお札が持ち運べる。私には十分な容量だ。

ポイントカードを何枚もコレクションしている人がいるが(私の嫁さんとか)、ポイントカードは1年に1回も使わない物や、実は最初に行ったっきり行っていないお店のものがあったりする。それに、Tポイントやヨドバシポイントのように今やアプリで対応できるものもあるので、物理的なカードを持ち歩く必要がない場合もある。

私の場合、免許証、保険証、会員カード2枚、クレジットカード2枚、キャッシュカード3枚あれば良い。

 

f:id:kazechannel:20191101154112j:image

 

M1の材質は6061アルミニウムで、重さ約140g、サイズは縦105mm、横75mm、厚さ14mmとコンパクトかつ軽量。そしてご覧の通りのシンプルな構造。色は材質が分かり易いアルミそのままのシルバーを選んだ。カラバリはシルバーとブラックの2色だ。

 

f:id:kazechannel:20191101154304j:image

 

アルミ削り出しなので、切削加工した痕が残ってしまっているが、今となっては珍しいハンドメイドなのでこれも味と思えば問題ない。

 

f:id:kazechannel:20191101154439j:image

 

カードをは10枚入れることが出来た。これだけ入れば十分だ。

 

f:id:kazechannel:20191101154609j:image

 

カードは爪でホールドされるため、振っても飛んでいく事は無い。カードをセットすると「カチン」と僅かに金属音が鳴るのだが、これがまた男心を擽るのだ。写真撮影用にヨドバシのカードをセットしたが、もちろん普段はアプリでポイント管理しているので持ち歩かない。

 

f:id:kazechannel:20191101154800j:image

 

お札はシリコンバンドでホールドする。バンドは摩擦が強いシリコンなのでお札がスルッと抜けてしまうことは皆無。三つ折りにしないとお札を携帯できないのが難点ではあるが、ほとんどキャッシュレス決済で、お札を出し入れすることが少ないため特にストレスはない。

ちなみに、シリコンバンドはグレーからブラックカラーに交換済み。好きなバンドカラーに交換してカスタムできるのもダンゴの財布の良いところだ。

価格は109ドル。日本での販売はされていないため、アメリカからの個人輸入になるが、これはオススメできるミニマムウォレットだ。

 

 

 

 

 

Klean Kanteen TKpro 25oz

Klean Kanteen(クリーンカンティーン)がすっかりお気に入りアイテムとなり、TKwideに続きproも欲しくなったため25oz(約750ml)モデルを購入した。インスタント食品に300〜500ml、コーヒーに150ml〜300mlのお湯を使用することを想定して25ozを選んだ。

 

f:id:kazechannel:20190917080131j:image

 

TKproの特徴はなんといってもプラスチック樹脂を製品中に使用していないことだ。ステンレススチールとシリコンのみで形成されており、マイクロチップなどによる海洋汚染が問題となっているプラスチックを使っていないことには好感が持てるが、シリコンも自然分解しにくい素材なので何とも言い難い部分もある。

保温・保冷性能はTKwideより高い。そういった意味でもproということだろう。ボトル本体及びキャップは真空二重構造で、カップは二重構造となっている。インスタントコーヒーをカップに入れ、そこにボトルのお湯を注ぐと熱々のコーヒーが飲める。

 

f:id:kazechannel:20190917081829j:image

 

カップの容量は305mlなので、インスタントコーヒーだとカップ半分くらいまでお湯を入れるとちょうど良い。カップは真空構造ではないため素晴らしく断熱性が高いわけではないが、ある程度は温度を保ってくれる。二重構造故にカップ本体やフチが熱くならず飲みやすい。カップのフチは内側方向に向かってラウンドしているので、口当たりが良い。

 

f:id:kazechannel:20190917082830j:image

 

TKwideではボトル本体に点状にスクリューが設けられていたが、TKproではキャップ部に同様のものが見られる。構造上仕方のない事だが、キャップを締めると金属と金属が擦れる音がするのが気になるという人もいる。個人的にはあまり気にならないので問題ない。

口径が小さい分、保温性はTKwideより有利であるが、メンテナンスはし難い。ステンレスボトルはお湯を入れてボトルを温め、お湯を捨てると余熱で一気に乾いてくれるが、口径が小さいためTKwideより乾き難い。TKproでも氷は入るが、口径が66mmもあるTKwideの方があらゆる面で利便性が高い。

但し、TKproはマグカップを持ち歩く必要が無いため、その点では便利である。ちなみに保温性能は、沸騰したお湯を入れてから6時間後で81度であった。即席のスープやアルファ米などを調理する分には十分な温度だ。

真空断熱タイプのボトルは星の数ほどあるが、個人的にはklean kanteenがオススメだ。

 

 

 

 

Klean Kanteen TKwide 32oz

Klean Kanteen(クリーンカンティーン)の2019年モデル TKwide 32oz(約950ml)を購入したので、使用感などをレビューする。ネットなどを見ても意外とレビューが少ないので、購入を検討している人の参考になれば良いと思う。

 

f:id:kazechannel:20190916170945j:image

 

カラーは目立ちにくいブラックを選択した。塗装は丈夫な粉体塗装だと思われる。サンドペーパーのようにザラザラしていているため手に持った時に滑りにくい。

そもそも何故クリーンカンティーンを選んだのかというと、自然を大切に思うブランドコンセプトと独自のデザイン、機能性が好みだったからだ。ただ単に保温・保冷性能だけを求めるなら、サーモスの山専ボトルやモンベルアルパインサーモボトルが候補になる。が、両者は共通してデザインがよろしくない。軽量で性能も良いのだが、道具を長く使っていく上で大切なのは道具を気に入っているかどうかだと思う。

ちなみにTKwide 32ozの重量は567gとややヘビー。お湯を規定量入れれば約1.5kgにもなる。アルパインサーモボトルの場合0.9Lで380gなので、規定量までお湯を入れると約1.3kgだ。軽さはアルパインサーモが圧勝だ。

 

f:id:kazechannel:20190915181537j:image

 

真空断熱構造であり、66mmの大きな開口部には特徴的な溝がある。本体側では無く、蓋側にスクリュー(溝)を切ることで保温性が増すとクリーンカンティーンは謳っている。あえて溝を無くすことで独特なデザインと洗いやすさを実現している。

ボトル本体はステンレス製で内部は18/8ステンレスが採用されている。非常に腐食、熱に強いステンレスで西洋食器以外にも機械などの恒久部品にも使われる。高級グレードのステンレスだ。

 

f:id:kazechannel:20190916090757j:image

 

フタ部分はステンレスとBPAフリーのプラスチック樹脂、シリコンで形成されている。もちろんフタにも真空構造が採用されている。よく見ると樹脂によって形成されたスクリュー(溝)がボコボコと凹んでいるが、これはボトル本体の点状のスクリューの為だろう。長年使っていく過程で万が一破損しても、フタ部分は1,000円ほどで買えるので問題ない。

 

f:id:kazechannel:20190916092057j:image

 

フタ部分に設けられたステンレス製のハンドルは収納可能。カラビナをつけてボトルを吊したり、ハンドルを持ってフタを開ける程度ではびくともしない十分な強度を持っている。

やや重たいのは否めないが、個人的に好きなデザイン。使い込むうちに塗装が剥げたりキャップが壊れたりするだろうが、長期間使っていきたいと思えるアイテムだ。

気になる保温性能は、また後日。